【京都】織物産地で働く未来を考える。「TANGO TEXTILE JOURNEY」トークイベント&丹後で2泊3日のインターンシップ開催

京都府北部に広がる丹後地域で、織物産業の担い手を育てるインターンシップ・マッチング事業「TANGO TEXTILE JOURNEY」の参加受付が6月18日より始まりました。
主催は、京都府や西陣織・京友禅・丹後織物の関係団体で構成する「シルクテキスタイル・グローバル推進コンソーシアム」。運営は京都伝統産業ミュージアムが担います。
丹後地域は、日本有数の絹織物産地として知られ、伝統的な和装用生地からファッションやインテリア向けのテキスタイルまで、多様なものづくりが行われています。一方で、産地では担い手不足が課題となっており、本事業は全国の学生や若手社会人を対象に、実際の現場を体験する機会を提供することで、産地と人材の新たな出会いを生み出そうとする取り組みです。

未来の織り手へ。トークセッションと2泊3日の現地就業体験
プログラムは、「LOCAL CREATIVE TALKS」(事前セミナー)、「WEAVE TO MEET」(2泊3日のインターンシップ)、「事業者との就業マッチング」の3つのステップで構成されています。
【STEP1】LOCAL CREATIVE TALKS(事前セミナー)
まず7月15日には、テキスタイル業界の動向や丹後織物産地の現状を学ぶ事前セミナー「LOCAL CREATIVE TALKS」を開催。テキスタイルディレクターとして国内外の産地や企業と協働する宮浦晋哉さんが登壇し、テキスタイル市場の可能性について語ります。
また、9月におこなわれる京丹後市・与謝野町でのインターンシップを受け入れる5社によるプレゼンテーションも実施。トークセッションは、会場参加とオンライン参加の両方に対応しています。

■LOCAL CREATIVE TALKS
日時: 令和8年7月15日(水)18:30~20:30
会場: 京都伝統産業ミュージアム(京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 京都市勧業館みやこめっせ B1F)
定員:会場参加20名、オンライン50名 ※参加無料、先着順
詳細・申込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeQLvR_rE7qwez3QZpbKXhAEeM05ggipuQHz4jc-tRQBYAXsg/viewform
【STEP2】 WEAVE TO MEET(2泊3日のインターンシップ)
続く9月14日から16日には、京丹後市・与謝野町で2泊3日の現地インターンシップを実施。参加者は織物関連企業での就業体験に加え、産地の歴史や技術を学ぶ研修、地域住民や移住者との交流会などに参加します。宿泊費は主催者が負担し、定員は8名です。(2026年7月1日より受付開始)


日時: 令和8年9月14日(月)~16日(水)
場所: 丹後地域の織物関連施設、インターンシップ受入事業者の事業所等(京丹後市及び与謝野町内)
内容: インターンシップ受入事業者の事業所における就労体験(織物に係る研修、移住者・地域との交流会など)
詳細:https://kmtc.jp/ttj/event/2nd-2026/
※申込期間:令和8年7月1日(水)~8月10日(月)
インターンシップ受入企業(5社)
宮眞株式会社
明治創業。京都丹後地方の洗練された絹織物「ちりめん」の織手として長らく技術を磨いてきた。絹にとどまらず、合成繊維、さらに複合素材など、常に新しい素材を探し求めており、オリジナリティーがあり、他にない生地を開発している。近年は、ふくれのあるジャガードに力を入れ、強撚糸にさらなる付加価値を与えている。
創作工房糸あそび
シルク産地「京都/丹後」で1935年創業、先染め服地及びストールを企画製造する。タテヨコ共にリボン糸を織り込む「リボン織」は、国内外でも唯一無二のオリジナル。天然繊維(絹)に拘り、染から織までの一貫した体制を整えている。
田勇機業株式会社
1931年創業以来、撚糸・整経から製織まで、全ての工程を自社で一貫して行う織元。
良質の絹にこだわったオリジナル生地の開発に力を注ぎ、「水撚り八丁撚糸」という絹独特の撚糸技術とジャカード織機を駆使した高品質な絹織物は国内外で高い評価を得ている。
kuska fabric
1936年創業。丹後ちりめんの産地・京都丹後で培われた織物技術を受け継ぐ、世界で唯一の手織りネクタイブランドから発展したファブリックブランド。職人による手織りを軸に、伝統技術と現代の感性を融合させた独自のテキスタイルを生み出し、国内外に発信している。
丹後テクスタイル株式会社
1947年、住江織物の手織段通製造を担う網野工場として設立。手織緞通の伝統技術を継承し、熟練の技と最新設備を融合した高品質な緞帳やラグは国立劇場を始めとする舞台や著名ホテルに数多く採用され、高い評価を得ている。
【STEP3】 事業者との就業マッチング
インターンシップ終了後には、希望者を対象に受入事業者との就業マッチングも実施。移住が必要な場合には、その後のフォローも行われます。昨年度は、事前セミナーに約50名、現地インターンシップに8名が参加。実際に受入事業者とのマッチングも生まれています。(しゃかいか!が昨年のインターンシップを取材したレポートも近日公開予定!)
伝統を受け継ぎ、これからの可能性に挑戦する丹後織物産地。「興味はあるけど、関わり方がわからない」という思いを持っている方にも、ぜひご参加いただきたい貴重な機会です。詳細は「TANGO TEXTILE JOURNEY」の公式サイトをご確認ください。
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