【福岡】久留米絣の産地に“泊まれるラボ”誕生。坂田織物「泊.Orige」がリニューアルオープン

福岡県広川町で久留米絣を製造する坂田織物が、広川町の移住促進拠点「Orige」をリニューアルし、「泊.Orige(はく。オリゲ)」として新たにオープンしました。
「泊.Orige」は、宿泊・体験・創作を一体化した“泊まれる産地”をコンセプトにした施設です。宿泊者は久留米絣の部屋着や半纏を身につけながら滞在し、無料のレンタサイクルで周辺の工房や地域資源を巡ることができます。久留米絣をはじめとする筑後地域の繊維文化を、暮らすように体感できる拠点として生まれ変わりました。


デザイナーやアーティストの創作拠点にも
施設の前身は、広川町が整備した移住促進拠点「Orige」。今回のリニューアルでは、単なる宿泊施設ではなく、産地の文化や人との接点を生み出す場として再構築されています。
近年、多くの工芸産地では担い手不足や生活者との距離の広がりが課題となっています。「泊.Orige」では、“泊まる”という体験を入り口に、産地と関わる人を増やしていくことを目指しています。
今回のリニューアルでは、デザイナーやアーティスト向けの滞在型ラボ機能も新たに整備されました。
すでにニューヨークやトルコなど国内外のデザイナーやアーティストが滞在し、地域の素材や技術を活用した制作活動が始まっているとのこと。宿泊や観光だけでなく、創作の現場としても活用されることで、産地に新たな交流や表現が生まれることが期待されています。
オープニングにあわせて開催されたワークショップでは、地元の園児たちが久留米絣のハギレを使ったフラッグ制作に挑戦。製造過程で生まれる端材を活用しながら、地域の繊維文化に触れる機会が設けられました。


移住促進施設として始まった場所が、宿泊・創作・体験が交わる拠点へ。久留米絣の産地ならではの魅力を、滞在を通じて伝える新たな取り組みとして注目されそうです。
泊.orige(はく。オリゲ)
福岡県八女郡広川町大字吉常30-2
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