【東京】次世代へつなぐ、発酵と木桶の未来 「木桶による発酵文化サミット in 東京 2025」7月26日・27日 開催!

かつて日本の発酵文化を支えてきた「木桶」。
その技術と味を次代に伝えるべく、2025年7月26日(土)・27日(日)、東京・渋谷ヒカリエにて「木桶による発酵文化サミット in 東京 2025」が開催されます。主催は、木桶の復興をめざして活動を続けてきた〈木桶職人復活プロジェクト〉と〈D&DEPARTMENT PROJECT〉。全国から醤油蔵や料理人、研究者たちが集い、木桶の今と未来を語り合います。

若き醸造家たちが切り開く、木桶の新たな未来

イベントでは、小豆島の〈ヤマロク醤油〉や糸島の〈ミツル醤油〉をはじめ、木桶で仕込む各地の蔵元が登壇。世代交代の波のなか、20代の若手たちが家業を継ぎながら、伝統的な製法と向き合い、木桶の可能性を国内外へ広げています。

サミット初日は、蔵元によるトークや、ラーメン店と木桶醤油のコラボセッション、利き醤油ワークショップも実施。2日目には、麹や酵素に焦点を当てたセミナーのほか、木桶醤油の使い分け術、料理人による“木桶醤油料理”のプレゼンテーションなど、実践的なプログラムが目白押しです!

木桶は絶滅寸前。だからこそ今、味の原点に戻る

発起人の山本康夫さん(ヤマロク醤油)は言います。
「木桶で仕込むと、やっぱり、おいしい。でも今、それができるのは全体のわずか1%。寿命100~150年といわれる木桶は、現在使われているのは戦前につくられたものがほとんどのため、約50年後には使えなくなる。そうなれば、木桶で仕込むことも、木桶仕込みの醤油を味わうこともできなくなる。」

この危機感から、山本さんは2012年に〈木桶職人復活プロジェクト〉を立ち上げました。小豆島での新桶づくりを皮切りに、全国に技術を伝え、いまではイタリアやフランスにもその輪が広がりつつあります。

木桶のある風景を、次の時代へ

イベント当日は、醤油だけでなく、日本の発酵文化そのものを支えてきた木桶の魅力を、トーク、ワークショップ、食を通して体感できる貴重な機会です。
未来の料理人や職人、そして発酵文化に関心のあるすべての人に贈る、木桶と発酵の"今"と"これから"を知る2日間。ぜひ、足を運んでみてください。

イベント名称木桶による発酵文化サミット in 東京 2025
開催日時2025年7月26日(土)・27日(日) 10:00〜19:00
会場渋谷ヒカリエ 8/COURT
内容 
■7/26(土)プログラム
11:00 - 13:30
TALK1|糸島で再興するミツル醤油の現在地~こだわりを伝える醸造と経営~
+利き醤油ワークショップ

14:15 - 15:00
TALK SESSION|木桶の10年、そして今。木桶職人復活プロジェクトから見えてきたもの

16:00 - 18:30
TALK2|"らぁ麺"と木桶醤油
+利き醤油ワークショップ

■7/27(日)プログラム
10:00 - 11:30
SEMINAR|麹のちからと酵素のしごと―醤油づくりの要

12:30 - 15:00
TALK3|食卓が豊かになる、醤油5種の使い分けと“しろたまり”の魅力
+利き醤油ワークショップ

16:00 - 18:30
TALK4|未来の料理人たちが挑む!木桶醤油の可能性を探る料理審査会
+利き醤油ワークショップ

ゲスト|なかじ/城 慶典/樋口 直哉/渡邊 大介/足立 裕/前橋 健二/片上 厚滋/いこま ゆきこ/蜷川 泰輔/奥田 透/深谷 允/山本 康夫/高橋 万太郎/相馬 夕輝
主催木桶職人復活プロジェクト、D&DEPARTMENT PROJECT
問合せd47食堂(03-6427-2303)
詳細・申込みhttps://www.d-department.com/item/DD_EVENT_60757.html

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