【東京】陶器に表す創造性「野蛮と洗練 加守田章二の陶芸」が開催されています!

「曲線文扁壺」1970年 岐阜県現代陶芸美術館蔵

49歳で亡くなった陶芸家 加守田章二。

その作陶の変遷と深まりを追い、魅力に迫る企画展「野蛮と洗練 加守田章二の陶芸」が智美術館にて開催されています!

「灰釉鉢」1967年 京都国立近代美術館蔵

▼以下公式HPより

加守田章二(1933~1983)は、20世紀後半に活躍し、50歳を目前に亡くなった夭逝の陶芸家です。陶器の形態に造形、文様、質感の関係性を追求し、独自の陶芸表現を切り拓きました。

「曲線彫文壺」1970年 菊池寛実記念智美術館蔵

大阪府岸和田市に生まれた加守田は、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で陶芸を学び、1959年に栃木県益子町で独立します。灰釉作品で注目されるようになると、新たな環境を求めて1969年に岩手県遠野市へ陶房を移しました。遠野で約10年間を過ごした後、晩年の一時期は東京都東久留米市で制作します。

「彩色扁壺」1972年 個人蔵

独立後わずか20年程であったその作陶期間において、加守田は旺盛な制作意欲で絶えず作風を変容させていきました。しかし、いずれの作品にも、大地の根源的な力を表すような土肌の荒々しさや、造形に見る鋭さと緊張感、そして器体を覆うように描き込まれる文様の密度といった力感が示され、同時に、造形と文様を緊密に連動させる計画性や、陶器の形態に個人の表現を求める意思といった現代作家としての思考を窺うことができます。

「彩色鉢」1974年 菊池寛実記念智美術館蔵

本展では、1960年代半ばから1980年までの作品66点によって、加守田の短く濃密な作陶人生における制作の変遷と深まりを追うとともに、その魅力に迫ります。(展示替えあり)

イベント名 「野蛮と洗練 加守田章二の陶芸」
会期 2019年4月13日(土)~ 7月21日(日)
休館日 月曜日(ただし7/15は開館)、7/16
開館時間 11:00~18:00  ※入館は17:30までになります
観覧料 一般1000円、大学生800円、小・中・高生500円 ※未就学児は無料 ※障害者手帳ご提示の方(介護者の必要な方は1名迄)は通常観覧料の半額となります。 ※リピート割引:会期中2回目以降ご鑑賞の方は半券のご提示で300円割引いたします。(他の割引と併用はできません。)
会場 菊池寛実記念 智美術館 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-35 西久保ビル
主催 公益財団法人 菊池美術財団、日本経済新聞社
WEBサイト http://www.musee-tomo.or.jp/exhibition.html

関連するキーワード

最新ニュース

最新訪問ブログ

カテゴリーから探す

ニュース一覧へもどる