【浅草】革とモノづくりの祭典「浅草エーラウンド2018」が開催されます！

「浅草エーラウンド」は、明治維新以降150 年の革靴づくりの歴史の蓄積を持つ「革とモノづくりの街」であり、今なお革靴の生産出荷額日本一を誇る奥浅草エリアを中心に、革靴工場や革卸問屋などの専門店、街の飲食店や雑貨店などを巡り、エリアの魅力を体感できるイベントです。

工場見学やワークショップでモノづくりを身近に

3 日間の期間中には、「皮」をなめして「革」に加工する工場の見学や、分業制の革靴の製造工程を追うツアーなど、革の街を深く知るツアーが実施されます。さらに、浅草の老舗和菓子店での和菓子づくり体験や、広域にわたる奥浅草のスポットを自転車で巡るなど、6 本以上のツアーが企画されています。

靴やカバンなど革製品のラインナップが充実

メイン会場の「エーラウンド・マーケット」には、40 軒を越す革靴や革製品関連の企業や飲食店などが出店予定。また革を使った商品の生産地である奥浅草エリアには、工房の直営店やショールームが多数あり、こうした企業もまちなかスポットとして参加しています。通常、百貨店などに卸している商品が、直売ならではのお得な価格で販売されます。

2 年ぶりに、 浅草ものづくり工房の施設公開

「浅草ものづくり工房」は、台東区の地場産業である靴や鞄、帽子、ジュエリーなどで起業する人のための創業支援施設。現在入居中のクリエイターが、通常は非公開のアトリエを開放します。商品の直売もあり、製作意図など作者と話を交わしながら、気に入ったものを購入できます。

プロ仕様の素材や道具を一般の方にも

近年、「minne」や「Creema」といったハンドメイドマーケットプレイスサービスの充実を背景として、個人でモノづくりを志すクリエイターのすそ野が広がっている一方、奥浅草エリアに集積する革・材料の卸問屋や専門店の多くはBtoB の業態で、こうした個人作家にとって敷居が高い面があることは否めません。

そんな中、浅草エーラウンド開催中の3 日間は、エリア内の問屋や専門店が様々な企画で私たちを迎えてくれます。プロが使う素材や道具の説明を聞きながら買い物ができるまたとない機会です。特にハンドメイド作家や、ハイ・アマチュア層のクリエイターのみなさんには魅力的なイベントではないでしょうか。

マテリアル・ギャラリーでは、浅草駅近く、隅田川沿いのギャラリースペースに、革・資材問屋14 社が集結。厳選された革素材を中心に展示・販売されます。

江戸まち たいとう芸楽祭「まちかど映画会」

名誉顧問にビートたけし氏を迎え、半年の会期で開催される「江戸まち たいとう芸楽祭」とのコラボレーション企画。隅田川越しに東京スカイツリーを望む会場で、屋外シネマ形式による2 作品が上映されます。1 本目は、2017 年公開の短編映画『ハイヒール～こだわりが生んだおとぎ話』。近未来を舞台に、菊地凛子演じるアンドロイドの靴職人らが引き起こす物語を、独特の映像美で描きます。靴づくりにとことんこだわった結果、どんな結末が待っているのでしょうか？ 2 本目は1985 年公開の名作SF 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。主人公マーティーが、劇中の現在と過去で履いている靴が違うなど、マニアックな視点で見直してみるのもまた一興です。

充実した企画が盛りだくさんの「浅草エーラウンド2018」。

気になる当日の情報はこちらのURLからダウンロードできる公式ガイドブックでチェックしましょう！

http://a-round.info/cat-news/4475

※当記事に掲載されている写真は全て「エーラウンド実行委員会」よりご提供いただいています。