舞台衣裳にストーリーを吹き込む!伝統工芸のしごとを学ぶ「HELLO! KOUGEI 京都ものづくり見学プログラム」で山元染工場へ

2025年1月13日・14日の2日間、「HELLO! KOUGEI 京都ものづくり見学プログラム」が開催されました。
「HELLO! KOUGEI」は、伝統産業に興味のある学生や若者が実際の現場へ行き、リアルな職人仕事や取り組みなどを身近で学ぶことができるイベント。

【京都】HELLO! KOUGEI 2025|伝統工芸のしごとを学ぼう!京都ものづくり見学プログラム

普段はなかなか触れることのできない“伝統”や“文化”の裏側にふれる貴重な機会!
職人さんの仕事を直接学ぶことで、将来の仕事を考える際に、参考にしてもらうことを目的としています。

今回訪れたのは、「山元染工場」「千本銘木商会」の2つの工房です。

昨年度に続き、今回も就活生や伝統工芸を学ぶ学生など、ものづくりに関心のある人たちが多数参加。
見て、触れて、感じる。そんな体験を通じて、職人の仕事の奥深さを知る2日間となりました。

しゃかいか!は昨年に引き続き、本プログラムの運営をサポートしました。

今回の記事では、1日目に伺った「山元染工場」さんについてお届けします!

今回取材をさせていただいた、しゃかいか!インターン生のわかなです。

私も今回の工房見学を楽しみにしていた1人です!
去年の
DIALOGUEという工芸の展示販売会で、山元染工場さんを知りました。舞台衣裳に触れる機会がなかったため、京都で舞台衣裳を作っている場所があることに驚きました!

なぜ京都で作られているのか、どのように作られているのか、気になることが多くあります。

役者を引き立てる舞台衣裳づくり!

山元染工場は、舞台衣裳や映画衣裳を専門とする型友禅の工房です。

呉服店が多い京都で、役者などパフォーマンスをするための衣裳を製作する染屋として1930年に創業。デザインから染め、仕立てまでを一貫して手がける珍しい染屋です。

創業当時、京福電鉄の沿線には映画の撮影所が多くあり、舞台衣裳の需要がありました。1960年代後半、映画からテレビの時代がきて、その後舞台が盛んになり、さらにイベントへと業界の流れが変化しました。

その変化に対応するため、舞台衣裳だけでなく、祭りやテーマパークなどの衣裳全般へと事業を広げながら、現在も舞台衣裳を作り続けています。

工房を案内いただいたのは、4代目の山元宏泰さん(右)と奥様の山元桂子さん(左)。

まずは、山元染工場の舞台衣裳製作について伺いました。

衣裳が語る舞台のストーリー

舞台衣裳には、映画や舞台の中で、時代背景やキャラクターの設定、さらにはその時々の感情を表現する役割があります。キャラクターの設定や用途がそれぞれ異なるため、衣裳は一点ものとして作られることが多いそうです。

「舞台衣裳を作る際には、衣裳だけでその役柄がひと目で伝わるようにしなければならないんです」と桂子さん。

たとえば、舞台が飢饉に見舞われた農村を描いているシーンであれば、登場人物たちの衣裳も、長く洗っていないような汚れや、修繕され切りつないだ跡があるような着物にして、苦しい生活ぶりを感じさせる必要があります。実際には新品の布で作っていても、そうしたリアリティを演出しなければならない。

これが、一般的な呉服と舞台衣裳との大きな違いだそう。新品なのにボロボロ……確かに、一般的な呉服にはない特徴ですね。

「あくまで衣裳は説明の道具であるため、衣裳が良かったと言われると失敗なんだ」と宏泰さん。

衣裳が良かったということは褒め言葉ではないそうです。
舞台に集中できるように、物語の中にあって違和感がなく、作品をしっかりと支える存在こそが、良い衣裳なんですね。

役柄によってデザインの決まりがあることもあり、山元染工場さんでは、デザインを活かすための生地選びから衣裳作りが始まります。

さまざまな技術を使い、衣裳製作をされていますが、代表的な技術として「型友禅」が使われています。

型友禅とは、文様を規律正しく並べたり、程よいバランスの配置を重視したデザインが彫られた型紙を使って、多色に染め分ける技術です。滲まないように染料を糊に混ぜ、文様をはっきり染めたり、同じ型紙を繰り返し使うことで、連続した文様をつくることが、この技術の特徴だそうです。

「映画の衣裳は仕様書がないため、ヒアリングが一番大事な仕事」と宏泰さん。相手の求める衣裳ができるように、先入観をもたないようにしているそうです。

そして、染色したサンプルをまとめた「巻見本」を見せながら、ヒアリングで得た情報の確認をしていきます。紙のデザイン画を見せるより、実際に染めた布の質感や色を見てもらうことで、具体的な意見がもらえるのだそうです。

時代劇のようなドラマや映画で着られている舞台衣裳。昔の衣裳ということは分かりますが、実際どんなものがあるのでしょうか。

祭りの法被みたいですね。これはどのようなときに着られる衣裳か分かりますか?

これは鳶職(火消し)さんが着る服で、火消し半纏(革羽織)と言うそうです。「おろしたてで新品なのか、ベテランの棟梁で20年それを着ているのか。服で説明していくのが私たちのお仕事です」と桂子さん。

半纏に「頭」の文字で棟梁を表し、デザインで役を説明するということが分かりますね!衣裳の特性を知り、舞台の世界観を作る道具の1つである衣裳の重要性を感じました。

「舞台上にいたあこがれの人が、だんだん近づいて触れるぐらいの距離へと変化している。Youtubeの時代がきて、これから皆さんが考えるエンターテイメントはどうなっていくのか楽しみです」と話す宏泰さん。
最近は2.5次元の衣裳のオファーもあるそうです!

続いて、染めに欠かせない染料について、桂子さんからお話しを伺います。

「染めに使う染料は、目には見えないほどの細かい粉。その微粒子を水に溶かし、繊維の中に染み込ますことが染めるということです。」と桂子さん。

繊維の中に染み込む水と色素の粉で作った染料は、繊維に必ず滲んでしまいます。その滲みを抑え、思い通りの場所に色を定着させるためにたどり着いた技術の1つが、型友禅なのだそうです。

「滲むという特徴があるため、振り袖のようにいろんな色を使い、絢爛豪華にできること自体が染色の奇跡のような技術」と桂子さんは教えてくれました。

多色に染めるには、高度な滲まない技術が必要であり、使う色数も増えるため必要となる型紙の枚数も増えていくそうです。

メモを取りながらお話を真剣に聞く参加者。伝統産業への関心の高さを感じました。

家族から受け継がれるものづくりと新たなブランドへの継承

今から95年前、初代の山元光さんが創業された山元染工場。京都にはたくさんの染屋があり、扱う材料や道具など時代によって変わってきているところもあるそうです。

そういった変化がある中で山元染工場さんでは、現在も昔ながらのやり方を続けているため「本物の型友禅」と呼んでいるんだそう。

「初代の光さんに実際にあったことはないけれど、偉大な人なんです」と話す桂子さん。舞台衣裳製作を通し、映画製作をしている会社との繋がりも光さんが築いていったそう。

映画やテレビなどのエンドロールに出てくる会社の忘年会で、光さんが真ん中に座っている写真を見て、太い人付き合いをしていたんだろうと想像していたそうです。

ちなみに、当時一貫100円、今でいう1万円相当のお寿司を光さんは食べていたんだそう。当時の繁栄具合が良くわかります。この時、壬生の商店街も賑わっていたそうで、私もその頃の活気を味わいたい気持ちになりました。

桂子さんが山元染工場に入ったのは16年ほど前。3代目の久仁子さん(宏泰さんのお母様)と2009年から2017年ごろまで一緒に作業をしたそうです。この期間は徒弟関係でもあり、ありがたい時間だったと懐かしむ桂子さん。

馴染むのは一瞬だったそうで、「今では自分の会社だと思ってやっている」と話す桂子さん。

言われたわけではないけど、久仁子さんから「仕事は段取りやで」とか「取引さんに気持ちよくお金を払う」など技術だけではなく、会社の経営のことなど日々多くの学びがあったんだそうです。

久仁子さんと桂子さんは気が合うそうで、色作りの試験をしているときに、久仁子さんに「これちょっと色気がないな」といわれたんだそう。

色気がない?となると思いますが、色や染め物を扱っていると言葉で表すのは難しいことも、わかり合えるそうです。

久仁子さんのエピソードは止まらず、「着物を畳むとか反物を触るときの手つきが特徴的」と桂子さん。
ふわっと、さらっとものを触り、ものへのリスペクトが感じられるんだそう。

ともに働きながら多くの良い気づきがあるなかで、外から入ってきた桂子さんならではの気づきも。

BtoBの舞台衣裳だけをしていることに経営面で危機感を感じ、2016年に始められたのが山元染工場初のBtoCブランド「ケイコロール」です。

舞台衣裳と同じ型紙が使われていますが、あえてきっちりと染めずに、滲みやかすれ、色の重なりを生かしたデザインが特徴。桂子さんの感性で染められたあずま袋やポーチは、色鮮やかで目を引きます。

そして、2024年には「山元染工場」というBtoCブランドも立ち上げられました。

新たな挑戦を通じて、今後もどのように事業が発展していくのか、楽しみです!

明るく開放的な新工房で、染めの工程を見学!

さて、先ほどからお話を伺っているこの場所はもともと土間だったそう。冬は外より寒く、夏は外より暑かったんだとか。

奥には、染め板が4列並んだ長い染め場が続いています。現在は使われていませんが、昔の作業場の名残があるそうです。どこか分かりますか?

それはここ!木の枠がありますね。

反対側には鉄の棒があり、先ほどの木の枠からこの棒まで染め板を渡して、乾かしていたそうです。他の染屋さんもこのような作りになっているんだそう。

量産する必要がない舞台衣裳は、染め板の上に襟や袖の部分などをパーツごとに並べて置き、効率よく作業できるように工夫しているそうです。

机に置かれた2つの生地、「根本的に違いがあるんですが分かりますか」と宏泰さん。生地を見て、裏に色があるのとないのと…うーーん、分かりません。

この生地は、先染め(染色された糸で織られた生地)か、後染め(白生地に後から染める)かの違いなんだそう。後染めは裏が白いままなのがわかりますね。

型友禅では、白生地に型紙で染めていくため、後染めをされています。

こちらは、染めに使う友禅のり。滲むのを防ぎ、文字や柄の形を保つために使われます。

のりを混ぜてみますが、「かたい、かたい!」と、ひと混ぜするにも力がいります。

混ぜるのが難しく、粘り強さを実感。このまま使うのではなく、染料と水で柔らかくしていくんだそう。

ちなみに、昔はこののりを食べることができたそうですが、今は保存料などが入っているため食べられないそうです。ものづくりを自然のもので行う、昔の人たちの知恵ってすごいなと思いました。

染料と水を混ぜて作られたのりを使い、型友禅の染めを見せていただきました!

まず型紙を針がついた箸で固定します。

のりを混ぜるときは大盛り上がりだった参加者たちも、染めが始まると一気に静まり、息を呑んで見守ります。

さーっとひと塗りで染められた生地を見て「うわぁ~」という声が。

「こんなふうに毎回言ってもらえると嬉しいな」と宏泰さん。

文字がしっかりと生地に染められていますね!

「塗り終わったあとの余分なのりはどうされていますか?」と参加者から。

型に残ったのりは、新しく色を作るより、いい色が出せるため、ある程度の期間は使い回すそうです。

ぼかし、グラデーション、絞り…型染めが生み出す多彩な表現

映画や舞台のために手掛けた衣裳は、演者などの元へいき、自分たちの手元に残ることはないそう。

多くの人に見てもらえるのは嬉しいことですが、なんだか寂しい気持ちになりますね。

しかし、製作して終わりではありません。実際にその衣裳が使われる舞台を見に行くこともあるんだそう!

手掛けた衣裳を舞台上で見るのは嬉しくて、誇らしい気持ちになりそうです。

こちらはドラマで使われた衣裳の複製品。

本来は手元に残らないはずの衣裳ですが、「これはせっかくだから残そう」ということで、ピンク色に変えてもう1つ作ったんだそうです

ぼかしのある紫の花。どのように染められているか分かりますか?
糸目やぼかし、薄いグラデーション、伏せをするために型紙を4枚使い染めるそうです。

また青い花には鹿の子という絞りの柄を使用しています。絞りという技術を使って作る柄ですが、こちらも型紙で表現しています。

「手描き友禅は高度な技術を必要とし、手間がかかる。量産しやすくするために型の技術を応用したのではと考えられています。本染めが手描き友禅で、量産品が型友禅というイメージがついているかもしれないが、技術は別物です。似せて作っているところも面白い」と桂子さん。

型紙で他の染めの技術を再現できるとは知らず驚きました!

1つの花を染めるのに型紙が4枚必要なように、華やかな着物にはたくさんの文様が描かれるため、30〜40枚もの型紙を使い分けることもあるそうです。

目で見極める緻密な色づくり

染場を離れさらに奥に進むと、色を作る部屋「色場」があります。
ここでは染料を混ぜ合わせて色を調合します。

また色を確認するために蒸し器を使い、精度の確認も行います。染料は超微粒子の粉のため、反物があるところでは触らないそうです。

染屋は京都にたくさんありますが、多くの工房が同じデザインの呉服を何十着、何百着と作ります。
対して、山元染工場さんは量産することがほとんどないため、色づくりも機械ではなく手と目で色を何度も確認しながらつくっているそうです。

ちなみに色づくりにおいては、宏泰さんより桂子さんが得意なんだそう。

色帳という、これまで染色してきた色を記載している本を参考に配色します。これはなんと昭和34年の色帳なんだそう。蓄積された年月を感じますね。

染料1滴、2滴というわずかな量を調整しながら、欲しい色ができるまで20回、30回、50回と試験をしていくそうです。

染めるまでの準備にこのような背景があったとは、染め直しができないため、重要な工程ですね。

デザインの宝庫!舞台衣裳に欠かせない型紙

2階に上がり、すぐに目に入ったのは型紙がぎっしり敷き詰められた棚。

ここには10万枚ほどの型紙が保管されているんだそうです。宏泰さんの頭の中で、どの型紙がどこに置いてあるのかだいたいわかるんだそう。

このように種類分けされていますが、10万枚ほどの型紙を把握されているのはすごいですね。

型紙の保管は新聞紙でされており、たまに昭和の中頃の新聞が出てくることもあるそうです。ということは、それほど古い型紙が保管されているということ。

現在では、型紙を彫る職人さんの数が減り、衣裳のデザインを持ち込むお客様も少なくなってきているそうです。
そのため保存状態はあまり良くないものでも、デザイン提案の際に役立つこともあるため、こうした資料が残っていることは大切だ、と桂子さんは話します。

使う型紙は、昔から使われている和紙でできた伊勢型紙や合成紙を使っています。

伊勢型紙は「息をかけると破れるほど危険なもので、丁寧に扱わないと破れてしまう」と桂子さん。

使わないのはもったいないため、勇気をもってケイコロールの製品に使用しているんだそう。丁寧に扱わないと破れてしまうものがたくさんあります。

型のサイズも大小さまざまで、並べて見ると大きさの違いがよく分かりますね。小さい柄だと、握りこぶしより小さいサイズ。大きな型は反物にもおさまらないんだそう。

文様には時代性があり、使う文様で何時代であるかわかるようになっています。こちらは奈良時代にあった天平時代に使われていた文様です。
たとえば、「法隆寺の正倉院に展示されてる衣服に使われてる文様だから、この時代のものだろう」といったように、文献を参考にしながら判断してるんだそうです。

「手彫りの型には表情があり、彫った人の手が見えてくる」と桂子さん。

手彫りと機械の型には別の魅力があるんだそう。舞台衣裳の納期が迫っていて、時間がなく急いで掘った型だなと気づくんだとか。それも愛おしいと桂子さんは話します。

確かに、型紙をよく見てみると丸1つ1つの大きさが違いますね!

「人が来たら泥棒と思えが家訓であり、誰も入れず閉鎖的だった」と宏泰さん。昔は型紙や反物が盗まれることもあったんだそう。

型紙のデザインは先人の言葉に出来ない思いであり、他の人に盗用されてはいけない非常に大事なもの。

多くの型紙を保有しているこの場所は宝の山なんだなと、型紙が積まれた場所を見返しました。

伝統工芸に興味のある学生は多い!

工房見学が終わり、工芸業界の仕事や働き方について、山元染工場さんと参加者の交流会が始まりました。

型友禅という伝統工芸をされている山元染工場さん。「(伝統工芸の現場には)90歳でそろそろやめようかなという人もたくさんいらっしゃる。伝統産業に関わる仕事に就きたいという若者はいますが、一般的な就活スタイルがない。そのため、求人を募集しているかすら分からないことがあります。」と宏泰さん。

工芸業界での仕事の働き方、そもそもどのように仕事を見つけて、始めるのかが分からず、怖いと思う人が多そうですね。

「伝統産業に興味を持ったきっかけはなんですか?」という桂子さんからの質問に

「授業で担い手が減ったと知った」や「大学のゼミで伝統工芸について学び興味をもった」など学校を通して興味を持った人が多くいました。

他にも、「漫画から日本文化に興味を持ち将来関わる仕事がしたい」、「旅行先で工芸体験をして興味をもった」など、きっかけはさまざまですが、伝統工芸がおもしろい!気になる!など、熱い思いがありました。

「職人」と聞くと、学校で技術を専門に学ばないといけないという印象がありましたが、伝統工芸に興味を持つ機会は意外に多く、さまざまな背景の人が伝統産業に関わる未来がくるといいなと思いました。

これから就活を始めるという学生は、「将来、伝統工芸関連の仕事をしたいが、参考になる先輩がいない」と不安を感じているそうです。

私も伝統産業に関わる仕事がしたいと思っている1人であるため、同じ気持ちの学生と話し合えたことはとても良い機会でした。
今回の工房見学のように、学生と職人さんが関われる場や機会が増えるといいなと思いました。

工房を改装をした理由に、「染色と関係ない人にも明るそう、楽しそうという印象がわかるようにしたかったんです。皆さんにお越しいただけること自体が、リニューアルの効果が出ていると実感しています。」と話す桂子さん。

もともと閉鎖的だった工房は、リニューアルをしたことで、訪れる人も働く人も快適な空間へと生まれ変わりました。そして型友禅の魅力を伝える場としての役割も加わりました。

「こうしてお話することで、まだ型友禅を知らない方々にもその面白さを伝えられる。それがとてもありがたいですし、今後どう広めていくか考えるきっかけにもなります。」

桂子さんは、この空間だからこそ生まれる、インスピレーションや新しい発見にも期待しているそう。

今後の取り組みとして、デザイナーやアーティストとのコラボレーション、桂子さんが講師を務める美術大学との繋がりから、シンポジウム的な場として活用。
さらに「型友禅を伝える場」として、学校のような小さな学びの場やワークショップなどの開催も計画していきたいと考えているそうです。

ただ快適な空間をつくるだけでなく、ものづくりの拠点として型友禅の魅力を広めるとともに、新たな交流や学びの場へと進化している山元染工場さん。

これからどのような出会いや発見が生まれるのか、とても楽しみですね!

舞台衣裳から伝統産業に関わる仕事まで、多くの質問がでてきて活発に交流することができました。
桂子さんが熱く語っていたことが早速体現されていました!

イベント終了後も交流が続き、リアルなお話を聞くことができ、事業者も参加者も学べる良い機会になったと思います。

取材にご協力いただき、ありがとうございました!

京都ものづくり見学プログラム
「HELLO! KOUGEI FACTORY TOUR & WORKSHOP」
開催日:2024年1月14日(火) 、1月15日(水)
主催:京都府、京都府雇用創造推進協議会、京都リサーチパーク(株)
運営サポート:しゃかいか!

株式会社山元染工場
604-8823 京都府京都市中京区壬生松原町9-6

Web : https://yamamoto-some.jp/
Instagram : https://www.instagram.com/yamamotosenkojo/

ケイコロール 

Web : https://www.keikoroll.com/
Instagram : https://www.instagram.com/keikoroll_kyoto/

Text :八杉和佳奈 Photo:市岡祐次郎 Edit:高田結香子

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