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CDってどうやって作られてみんなの手に届くの!? CD生産日本一 ソニーDADCジャパン/物流のエキスパート JARED

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音楽をダウンロードする人も増えてきましたが、CDはまだまだ現役です!ピカピカ光るCDが、みんなの手に届くまで、どこで、どうやって作られているのかを知っていますか?
なんとなく分かった気がしていますが、ピカピカ光るCDの不思議を解明しに日本で一番CDが作られている工場にソニーミュージックのキッズブランド「KIDSTONE」のメインキャラクター「K(ケイ)ちゃん」と行ってきました!

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ここに行かなきゃ話にならない!CD誕生の工場
CDといえば、やっぱりSONYさんだよね!と言うことで、1982年(昭和57年)に世界最初のCD生産を始めたソニーミュージックのグループ会社、静岡県吉田町にあるソニーDADCジャパン静岡工場へやってきました!

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世界最初のCDは、1982年に作られました。工場の入口には、初めて作ったCDである、アメリカの歌手ビリー・ジョエルの〝ニューヨーク52番街"を記念したモニュメントが、夜の訪れを待ちながら輝いています。雨が降りしきる中、頑張って撮影しました!
ちなみに、MD(ミニディスク)最初の1枚目は、1992年に発売されたマライア・キャリーのアルバム〝エモーションズ"なんですよ。へええー!

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では、ソニーDADCジャパン静岡工場へ潜入です!まずは、CD製造工程表を見ながらのご説明を聞きます。
みなさんもご存知のとおり、CDには音楽が入っています。その音源は、ミュージシャンがレコーディングを終えて完成したマスターテープを元に複製されたCDを聴いています。

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こちらのCD製造工程表には、マスタリング→原盤・モールディング→反射膜→保護膜→印刷→仕上げの順につくられると書かれています。
なんだか難しいですね。見てみないとよくわからないので、いざ工場へ行ってみましょう!

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どどーん!むちゃくちゃ広くて、キレイ!サッカー場のようなすごい広いところに機械が並んでいます。この機械1つで、CDの元になる素材から、CDの表面プリントまでを完結させてしまいます。その様子をみてきます。

マスタリング

最初は、マスタリング工程です。レコーディング後に出来るマスターメディアを量産するため、ブチブチと音源データをレーザーで記録し、ぷちぷちと凸凹のピットを形成していきます。まるでオルゴールの凹凸をつくっているみたいです!

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次は、モールディングという工程!隣のこの機械は何をやっているのかな?のぞいてみましょう。

モールディング

先ほど成形した凸凹の原盤を組み込んで、何やらクルクルと猛スピードで回転しています。

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何かドロドロしたものが機械から出てきました。このドロドロの正体は、CDの元になるポリカーボネートというプラスチックです。
CDを円盤の形に成型するには、ポリカーボネートの温度を一定にして安定させる必要があります。ポリカーボネートの温度を調整する間、機械からドロドロのポリカーボネートが外に出てきます。

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機械から出てきたポリカーボネートを触ってみました。柔らかくてちょっと温かいですね、これがCDの円盤になっていくんだなあ!

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350℃に熱し柔らかくなったドロドロのポリカーボネートが透明なディスクの形に変化していきます。
ポリカーボネートがCDの形になっていきます〜!

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ピカピカ光る正体は…
ものすごい速さでCDの形がつくられていきます。凸凹をレーザーで読み取りできるように、アルミで反射膜をつけてあげます。
この状態でも音楽を聴けますが、アルミをそのままにしておくと酸化して透明になってしまうため、アルミを塗った側に紫外線硬化樹脂を表面にコーティングして、アルミが空気に触れないように酸化を防止します。この反射膜保護の工程でピカピカのCDが生まれます。

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音楽に合わせて働く機械
ここでピカピカ光るCDは、ほぼ完成!この機械は、自動搬送装置と呼ばれ、生まれたてのCDを1.000枚分運び出します。

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自動搬送装置がラーララララ♪ラーララ♪とメヌエットの音楽に合わせて廊下に轢かれた黒い線を走る!走る!

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最後は、CDの上に、歌手名、曲名、デザインが印刷されていきます。

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昔は、シルク印刷が主流でしたが、最近では、写真が絵のように見えるピクチャー印刷が増えてきています。ピクチャー印刷は、ほかの機械へ運ばれます。

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スピード重視の生産スケジュール
例えば、15時にオーダーがきて翌日の朝9時には物流の倉庫にいれておかないといけない納品物もあるそうです。すごいスピード感!

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印刷を終えたディスクは、また別の場所へ運ばれます。1日に約700ものタイトルを製造しているそうです。

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仕上げ工程の前にも、人の目で一枚一枚厳格な検査が行われます。

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1ケース1.000枚分のCDは、ケースごとに番号で管理されています。

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400万枚分を保管するディスクストレージ
こちらの保管場に、自動搬送装置が運んできてくれます。人気アーティストだと、CDの発売日に合わせて何万枚も作る必要があるため、なんと400万枚分ものCDが積み重なって保管されています。数日で全部のCDが入れ変わっていくんだって〜!

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最後の仕上げの工程へ場所を移動します。

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CDをジャケット買いしちゃう人もいるほど、CDの魅力は、パッケージの楽しさにもありますよね!
この機械は、ディスク、トレイ、ブックレット、バックカバー、背ラベルをプラスチックケースに組み込んで、CDのラッピングをしてくれます。

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CDケースが機械で動き出します。

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シュッシュ、シュッシュと目にも留まらぬ速さでバックカバーが入れられていきます。

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ぐるぐると回転するこの機械で、1枚ずつフィルム包装されていきます。

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背ラベルもいつの間にか入ってる!神業的な速さで、機械たちが頑張って働きます。

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最後に、ミュージシャンが出ているCMやタイアップしているイベントのシールが貼られます。タイアップシールは3枚まで貼ることができます。これで、売れ行きも変わりそうですね!

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最終確認はやっぱり人!
シール工程を終えた後は、中にCDが入っていない!なんてことがないように重量計での確認します。その後、仕上状態の外観を検査する最終の抜き取り検査を行います。

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ダンボールに梱包されてついに完成です!

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こちらの機械では、ゲーム用のディスクの包装をしています。

SONY DADC CDができるまで

CDと要領は同じです。あっ見たことがあるラベル!

SONY DADC CDができるまで

包装されたゲーム用ディスクも最後は、人の手で厳重に紙が正面になっているかチェックされていきます。

CDができるまで

こちらでは、オマケ付きDVDの包装作業をしています。オマケの中身が、毎回異なるため機械ではなく、人の手で一つ一つを包装していきます。
うわーこれは大変な作業!スタッフさんの素早い手業に見入ってしまいます。

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安心・安全に発売日にCDを届ける
待ち遠しい発売日、発売日当日にお店に行くと、きちんと商品が届いている仕組みって、考えたらとってもすごいことですよね!
包装を終えたCDは、全国のCD屋さんに発送されるため、ソニーミュージックの子会社ジャレードへ運ばれます。ソニーミュージックの商品だけでなく、エイベックスなど、たくさんの商品を運んでいます。だから、こんなにも広い敷地が必要なんですね!ここに、2千万枚もの商品が並んでいます。

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個人の配送割合が増加
東京ドーム3個分の巨大な敷地を所有するジャレードさん。音楽をダウンロードする割合が増えているけれど、インターネットでのお買い物する人も増えているため、実際に手元に届ける仕事が増えています。CD屋さんへ送る今までのノウハウに加えて、個人への配送も増えているんですね!

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元気なスタッフのみなさまが働いています。Kちゃん、もみくちゃにされています。握手券などの特典付きCDの発売があるときは、各センターからスタッフのみなさんを総動員し大慌てで、配送準備をするそうです。夜を徹しての包装作業は大変!

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CDやDVDなどディスクは、タイトルごとに住所が設定されます。

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品番が記載された伝票を読み込んで商品を探します。

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「Kちゃんもやってみたい」と表情で訴えかけてきたので、KちゃんにDVDのピック作業を体験してもらいます!

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「Kちゃん、頑張って〜」と黄色い歓声を受けながらレッツトライ!

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Kちゃん、頑張ります!

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まずは、ハンディーとよばれる機械に伝票番号を読み取ります。

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次に、タイトルごとに設定された住所をハンディ-を見ながら、お目当てのDVDを探します。

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見つけた商品にハンディーをかざすと、ハンディーが反応し、探していた商品が正確なものかどうかを教えてくれます。

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Kちゃん、お目当てのDVDの品番が記載された棚を発見です。

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あったー!探していたDVD「チーミーのうきうきミニテレビ3」に手を伸ばすKちゃん!

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一生懸命、ハンディーを商品に近づけてスキャンしようとしています。

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商品をハンディーでスキャンし、ピック作業が完了です。

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カンガルーエプロンでピック作業
ピック作業が完了すると商品をポケットが大きい、物がたくさん入るエプロンに入れていきます。まるでカンガルーみたい!
熟練のスタッフさんは、エプロンがいっぱいになると、さらに腕の上にCDを重ねてピック作業を続けていくそうです。

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ピック作業を終えた商品をBOXに入れて、配送場所まで運びます。

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狭いスペースもなんなく歩いてくれたKちゃん、お仕事体験お疲れ様でした!

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大好きなCDを待ち焦がれた発売日に安心して購入できるのも、日本のどこでも商品が届けられるのも、ソニーDADCジャパン、ジャレードさんのおかげですね。本日、ご案内いただきましたみなさま、ありがとうございました!

【詳細情報】

株式会社ソニーDADCジャパン Sony DADC Japan Inc.静岡本社・工場

住所:静岡県榛原郡吉田町大幡1300-1
URL: http://www.sonydadc.co.jp/

株式会社ジャレード Jared Inc.

住所:静岡県焼津市下江留370番地
URL:http://www.jared.jp/index.php

(text:坂田、photo:市岡 ※一部の写真は、ソニーDADCジャパンさんからの提供)

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