【石川】人気ゲームとコラボした“オンライン茶会”も登場 。「金沢21世紀工芸祭　～工芸を遊ぼう～」が開催されます！

10月10日（土）から11月15日（日）までの６日間、工芸の魅力を発信する「金沢21世紀工芸祭」が開催されます。今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から会場と体験方法が変更となり、一部のプログラムでは自宅でも体験が可能となりました！

今年も「工芸を遊ぼう。」をテーマに、5つのメインコンテンツを通じて、金沢工芸の魅力が発信されます。

金沢21世紀工芸祭とは

2016年に初開催、クラフト分野で認定を受けたユネスコ創造都市・金沢市が開催する工芸の振興・発信イベント。

工芸とまち、食を楽しむワークショップや展示が多数実施されます。今年のオープニングでは、金澤神社にて奈良宗久氏による御茶奉納式を実施し、その様子がYouTubeでも10/10 15:00～16:00に配信される予定。

また、さまざまな茶の魅力を味わう「金沢みらい茶会」、工芸作家と料理人がコラボレーションする「趣膳食彩」、金沢の町なかをギャラリーに作品を展示販売する「工芸回廊」、子どもから大人まで楽しめるワークショップ「金沢みらい工芸部」、市内に点在するギャラリー巡りを楽しむ「金沢アートスペースリンク」の計5つのコンテンツが展開。

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインで自宅から参加可能なコンテンツも用意されています。

※「金沢みらい茶会」では感染拡大防止の観点により対面での茶会は行われません。

■金沢21世紀工芸祭を彩る5つのコンテンツ

【金沢みらい茶会】～伝統と現代、それぞれの茶会～

「金沢みらい茶会」は、「茶の湯」文化が根付く金沢ならではのイベント。お茶文化に楽しく触れてもらえるコンテンツが数多く用意され、工芸作家やお茶に携わる人々を支援する、ニューノーマルな社会に対応した新しい様式、企画が開催されます。

今回は「トラディショナル」と「コンテンポラリー」の視点から2種類の茶箱を制作。コンセプトムービーの配信を通じて、工芸の可能性や道具としての魅力のみならず、お茶の楽しみそのものを探り、新たなお茶の価値観が提案されます。

注目は「DMM GAMES」のPCブラウザ＆スマートフォンアプリゲーム「文豪とアルケミスト」とのコラボレーション。今回の企画ではオンライン上で金沢ゆかりの3文豪(泉鏡花・徳田秋声・室生犀星)をテーマとしたオンライン茶会が展開されます。

【趣膳食彩】～料理人と工芸作家のプレミアムな饗宴～

「出仕事」という、料理屋が一般家庭に出向いて調理をする昔ながらの食文化があった金沢。今回のイベントでは、老舗料亭で構成された「芽生会」により、古き良き金沢の食文化、コロナ禍のステイホームでも体験できる金沢の伝統料理が提供されます。

そのほかにも、「吉田酒造店（手取川）×御料理 鈴おき」で組まれたスペシャルタッグによる「一品一献」スタイルを大野湊神社で楽しめる金沢と白山のコラボレーションコンテンツや、料理とファッションの最先端を経験した2人のアーティストが金沢でつくる特別な一夜など、「料理人と工芸作家のプレミアムな饗宴」が華やかに金沢で繰り広げられます。

【工芸回廊】～町中に広がる工芸の世界～

2020年は金沢21世紀美術館に隣接する広坂にて開催。10/10～11/3は広坂商店街ウインドウに作家とギャラリーが工芸作品を展示。10/23～25は国立工芸館の開館にあわせ、県立歴史博物館にて伝統工芸から現代アートとしての工芸まで多彩な作家21名による展覧会が開催されます。（作品購入可）

【金沢みらい工芸部】～未来の担い手を育てる工芸ワークショップ～

子どもから大人まで幅広い層が参加できるワークショップ。若手工芸作家の指導のもと、つまみ細工や陶芸など伝統工芸の技法に触れ、未来の工芸を支える“担い手”となる道を拓くことを目指します。今年度はリモートで参加可能なワークショップも用意されています。

【金沢アートスペースリンク】～アートが誘う金沢の路地巡り～

金沢市と近郊に点在するアートスペースをつなぐ試み。今年度は11月に金沢アートグミでアートフェアが行われるほか、異なるアートスペースから作品をピックアップし、ギフトセットという組み合わせの妙を楽しむ企画も試みられます。ギフトセット化された作品は、その場で購入も可能です。

コロナ禍でも楽しめるようオンライン企画も多数用意されて今年の金沢21世紀工芸祭。

各コンテンツの詳細は下記概要欄記載の公式WEBサイトよりご確認ください！