国立科学博物館による、戦後日本復興の象徴「『YS-11』量産初号機公開プロジェクト」のクラウドファンディングが始まっています!

©国立科学博物館

国立科学博物館

国立科学博物館(科博)は、1877(明治10)年に創立された、日本で最も歴史のある博物館の一つ。自然史・科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館で、標本資料の収集や研究、展示が行われています。

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「YS-11」量産初号機公開プロジェクト

国立科学博物館では、日本唯一の純国産民間輸送機であるYS-11量産初号機を20年にわたって整備・保管してきました。その機体は、2021年春から、テーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」(茨城県筑西市)にて一般公開される予定です。

しかし昨今の新型コロナウィルスの影響による臨時休館や入場者数制限のために入館料収入が激減し、財政状況が悪化。公開を予定しているYS-11量産初号機を組立てるための資金が不足しています。

そのため、現在はYS-11量産初号機の公開資金を集めるべく、今回のクラウドファンディングでの支援募集が開始されました。

YS-11量産初号機 ©国立科学博物館

純国産民間輸送機YS-11について

YS-11量産初号機 ©国立科学博物館

YS-11は、敗戦によって航空機開発を7年間禁止された日本が、1950年代から国策として手がけたプロペラ機。零戦の主任設計士だった堀越二郎氏も設計に携わりました。

試作2機を含む計182機が生産され、国内外で旅客機などとして活躍。科博が保管する機体は、旧運輸省航空局に所属し、1964年に初飛行した量産初号機(製造番号2003)です。1965年に旧運輸省航空局に納入され、「ちよだⅡ」と命名されました。機体登録番号は JA8610 と試作機を含めたYS-11全機中、一番若い番号を与えられています(試作機 2 機の製造番号はそれぞれ 2001,2002。機体登録番号は JA8611,JA8612 )。

YS-11量産初号機 ©国立科学博物館

羽田空港をベースに、日本国内全ての航空管制通信施設などが正常に働いているかを確かめる飛行検査機として活躍し、1998年に引退するまでに2万時間を超える飛行実績を有します。YS-11の中でも記念碑的価値が高いとされ、日本機械学会の「機械遺産」、日本航空協会の「重要航空遺産」にそれぞれ認定されています。

引退後は科博に寄贈され、羽田空港内で保存・一般公開が検討されていましたが、滑走路の拡張や保安上の理由などで羽田空港内での展示が困難に。保存先を探していたところ、ザ・ヒロサワ・シティで屋根付きの建物を用意して保存・一般公開できることとなり、今回のプロジェクトが動き始めました。

移設に向けた解体作業は2019年9月30日から開始。2020年3月27日深夜に羽田空港を出発し、移設先のザ・ヒロサワ・シティへと運びこまれました。

その後、新型コロナ感染拡大に伴い、組立を休止する事態になりましたが、現在は組立作業が開始され、一般公開を目指しています。

右主翼取り付け作業 ©国立科学博物館

日本の戦後復興の象徴ともいうべき貴重な記録を後世に伝えるため、ぜひ支援をご検討ください。

プロジェクト名称  多くの方に見てほしい!戦後日本復興の象徴「YS-11」量産初号機公開プロジェクト
支援受付期間 2020年11月6日(金)まで
WEBサイト  YS-11量産初号機公開プロジェクト支援ページ(A-port)

国立科学博物館

住所:東京都台東区上野公園 7-20(上野本館)
URL:https://www.kahaku.go.jp/

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