季節の豊かさを傍に。職人と世界の人々をつなぐ「ONE FLOWERWARE」のオンライン販売がスタート。

心休まる家の大切さ、自然の美しさ、手仕事のぬくもり。それらを改めて実感する今、モダンで親しみのある丸い花器が誕生しました。プロダクトデザイナーの鈴木啓太さんが発起人となり、現在8軒の工房が参加しているプロジェクトで生まれたものです

3つの想いから始まった「ONE FLOWERWARE」プロジェクト

1. 季節の豊かさを傍らに

外出自粛やリモートワークが進むなか、世界中で自然に触れる機会が減少しました。特に日本では桜の開花時期と重なったこともあり、多くの人が移りゆく自然の美しさを懐かしく思ったのではないでしょうか。日々の緊張を少しでも癒すため、豊かな季節感を感じさせてくれる器を届けたいという思いが出発点となり、モダンかつ親しみのある花器のデザインが生まれました。

2. 全国の職人たちと支え合う

焼き物市などのイベントを通して、生計を立てている工芸の職人たち。イベントが集中するゴールデンウィークの催し物はすべて中止となり、新規の注文もキャンセルが相次ぎ、観光客の途絶えた工房で先の見えない不安と闘っています。分業制で成り立つ工房も多いため、ひとつの工房が廃業になれば、長年培ってきた伝統や技が一瞬で失われる可能性も。日本が誇る工芸が人々の生活を潤し、また人々も工房を応援することで、新型コロナウィルスの収束後も永く続くつながりを目指しています。

3. デザイナーが今できること

外出を控えるなかで、自然を懐かしむ気持ちをデザイナーである鈴木さん自身も経験。また、つながりのある工房や職人たちの苦境を聞くうちに、「自分が今、プロダクトデザイナーとして世界にできること」を考え始めました。しかし医療分野のデザインには、知識や経験が足りず一朝一夕では取り組めないと判断。生活用品という自身の得意分野で、買い手も作り手も豊かに暮らすことを願い、「ONE FLOWERWARE(ワン フラワーウェア)」のアイディアに辿り着きました。

「ともに苦しい時を過ごす職人とお客さんをひとつにつなげる」という思いが込められた、「ONE FLOWERWARE」というプロジェクト名。売上の一部は公益社団法人日本医師会への寄付を通じて全国の医療機関や医療従事者への支援に役立てられるとのことなので、職人とお客さんだけでなく、コロナ禍で大変な状況にある様々な人々がこのプロジェクトを通してつながることになります。

このプロジェクトに参加しているのは、産地や扱う素材の垣根をこえて集った8つの工房。ガラス、木工、磁器、陶器という素材や技術の特徴を生かしながら、それぞれ違った表情をもつ温もりある花器がそろいました。サイズはS、M、Lの3種展開。素材やサイズを変えて揃えていくのも素敵です。

「ONE FLOWERWARE」の商品は5月19日(火)よりオンラインでの販売が開始されています。

詳細は下記URLよりご覧ください。

ONE FLOWERWARE

URL:https://oneflowerware.jp/
問い合わせ:info@oneflowerware.jp

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