【金沢】社会におけるデザインの可能性を問う。企画展「粟津潔 デザインになにができるか」が開催されています!

《海を返せ》(原画)1955年

「デザインになにができるか」を問い続け、行動したデザイナー粟津潔。

成熟していく日本デザイン界のなかで、「社会をいかにデザインするか」という視点を持ち続けた粟津は、1955 年日本宣伝美術会展の公募展に初めて応募したポスター《海を返せ》で日本宣伝美術会賞を受賞し、一躍注目を集めました。

米軍の演習基地となり海を奪われた九十九里浜の年老いた漁師を描いたポスターには、粟津の見つめた社会に対するメッセージが込められています。

[雑誌]『FALLOUT』 (The Japan Council Against Atomic and Hydrogen Bombs)(表紙)

1957年

その後も原水爆禁止のアピールや韓国民主化運動を支援するポスターなど、社会的なデザインにこだわり、「社会をいかにデザインするか」という視点を持ち続けました。多様化する現代社会において、私たちは何ができるかという問いが重要になってきています。

この企画展は、私たちひとりひとりが何をできるのか問う展覧会でもあるのです。

粟津潔の仕事を通してデザインの可能性を問い、そして今、私たちはなにができるのか考えます。

イベント名称  「粟津潔 デザインになにができるか」
開催期間 2019年5月18日(土)〜2019年9月23日(月・祝) 10:00〜18:00 ※金・土曜日は20:00まで
会場 金沢21世紀美術館 石川県金沢市広坂1-2-1
休場日 月曜日 7月16日(火)、9月17日(火) ※ただし7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開場
観覧料 本展観覧券 一般 1,200円(1,000円)、大学生 800円(600円)、小中高生 400円(300円)、65歳以上の方 1,000円
「大岩オスカール 光をめざす旅」 展との共通観覧券(5月18日~8月25日)
一般=2,000円(1,600円)、大学生 1,400円(1,100円)、小中高生 700円(600円)、65歳以上の方 1,600円
「現在地:未来の地図を描くために[1]」 展との共通観覧券(9月14日~9月23日)
一般 2,000円(1,600円)、大学生 1,400円(1,100円)、小中高生 700円(600円)、65歳以上の方 1,600円
※( )内は団体料金(20名以上)及び前売りチケット料金
WEBサイト https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1769

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