【京都】ISSEY MIYAKE KYOTOにて、「KURA展：締と絣―京の職人たち」が開催されています！

ISSEY MIYAKE KYOTOに常設されている、京都を中心とする東西の人や文化を繋げていくコミュニケーションスペース「KURA（蔵）」のギャラリーにて、京都の職人を紹介する新たな展示がスタートしています！

展示に際してISSEY MIYAKE MENより同職人と取り組んだアイテムも登場します。

布の一部を防染しながら染色することで文様を浮かび上がらせる“締”。

あらかじめ染め分けた経糸(たていと)を組み上げて文様をつくりだす“絣”。

イッセイミヤケは、日本の布や衣服に豊かな表現を与えてきたこれらの伝統的な技法、それを手がける職人たちのものづくりの姿勢に深い学びを得てきました。

今回の展示では、歴史と伝統文化が息づく京都の地で“締”と“絣”の技術を今に受け継ぐ2人の職人が紹介されます。

ひとり目は、染めの職人の重野和夫さん。京鹿の子絞りの伝統工芸士である重野さんは、縛る、括るなど、さまざまな染めの手法を継承しており、本展で紹介する板締めを操れる数少ない職人のひとりです。

ふたり目は、京都西陣で独自に発展した絣の技術を継承する葛西郁子さん。経糸をずらすことで文様をつくり上げる西陣絣に学んだ葛西さんは、緻密な計算のもと、万を超える糸を指先で組み替え、かすれたような独特な文様をつくりだしていきます。

職人の卓越した技とそこから生み出される文様の魅力にあらためて目を向けるきっかけとなる今回の展示会。

この機会にぜひ足をお運びください。