【福井】越前和紙とともに滞在するもう一つの拠点、「SUKU 離れ」開業に向けたクラウドファンディングが始動

福井県・越前鯖江エリアで産業観光を軸に地域づくりに取り組むSOEは、工芸宿「SUKU」の二棟目となる「SUKU 離れ」の開業に向け、クラウドファンディングを実施しています。2026年秋の開業を目指し、宿の整備に加え、地域と連携した体験の充実や運営体制の強化を図る取り組みです。

クラウドファンディングページ https://camp-fire.jp/projects/886776/view

滞在を通じて、地域と関係を育む拠点

「SUKU 離れ」は、一棟目から徒歩1分の場所にある元建具屋の古民家を改修し、大小2つの客室(6名用・2名用)を備えた宿として生まれ変わります。各部屋にはキッチンを設け、地域の食材で料理を楽しんだり、クリエイターが制作・仕事を行う拠点としての利用も想定しています。数日から数週間にわたり地域に滞在し、産地と継続的な関係性を育む場を目指します。

SUKU離れ 改修前
改修前物件での打合せの様子

2025年に開業した一棟目「SUKU」には、県内外から多くの来訪者が訪れ、「和紙の新たな魅力に気づいた」「心地よさに驚いた」といった声が寄せられてきました。職人の技術とクリエイターの表現が重なり合い、現代における工芸の可能性が見えてきました。その積み重ねが、二棟目の構想へとつながっています。

「SUKU 離れ」では、福井県越前市を拠点に活動するクリエイティブチーム「閃(SEN)」が空間づくりを担当。素材としての工芸の新しい見せ方に取り組み、心地よさと新たな発見を併せ持つ空間体験の創出を目指しています。

試作と検証を重ね、職人との対話を通じて素材の特性や技術の背景に向き合いながら、その可能性を引き出していきます。

「SUKU 離れ」 和紙を使用した客室イメージ

今回のクラウドファンディングで集まった支援金は、主に古民家の改修工事費と、宿を拠点とした職人とクリエイターによる協働制作費に充てられます。

産地にひらかれた宿

越前鯖江エリアは、越前和紙・越前漆器・越前打刃物・越前箪笥・越前焼などの伝統工芸に加え、眼鏡や繊維といった多様なものづくりが半径約10キロ圏に集積する国内有数の産地です。近年は、工房を開放するイベント「RENEW」をきっかけに、作り手と使い手が出会う機会が広がり、産地の風景も変化しつつあります。

こうした流れの中でSOEが目指すのは、「訪れることで関係が始まる」場所づくりです。イベントだけではなく、日常的に産地と関われる拠点として宿をひらき、ものづくりの背景に触れ、人や土地とつながる機会を育んでいきます。

工芸の可能性を開きながら、地域との関係性を編み直していく「SUKU 離れ」。その挑戦に向けたクラウドファンディングは、現在支援を募っています。(2026年4月26日まで ※予定)

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