【高知】地域から世界を問い直す 「しまんと分校」の特別授業に原研哉が登場

高知県四万十町に拠点を構える「しまんと分校」で、初めての特別授業が開かれます。講師に迎えるのは、無印良品のアートディレクションやヤマト運輸のロゴデザインなどを手がけ、紫綬褒章を受章したデザイナー・原研哉氏。テーマは「ローカルとは?グローバルとは?」です。
「ニューヨークも、パリも、しまんとも、全てがローカル。」そう話す原さんの目に、高知や四万十はいったいどう映るのでしょうか。
授業は2025年9月6日(土)に四万十町の十和体育館、翌7日(日)には香美市赤岡町の弁天座と、県西部と東部の2会場で開催。両日ともに原氏の友人であり、地元在住のデザイナー・梅原真氏とのトークセッションも予定されています。オンライン配信はなく、現地でしか体験できない2日間です。
「しまんと分校」とは
「しまんと分校」は、四万十川のほとりにある築150年の古民家をリノベーションし、2025年4月に開校した学び舎です。設計には世界的建築家・坂茂氏が携わり、古き良き日本家屋の趣と新しい知恵が息づく空間となっています。毎月1回開催されるゼミでは、山菜採りや川漁などを地元の人から学ぶ「実技」と、各分野の専門家を招いた「座学」を組み合わせたユニークなカリキュラムを展開。農家や漁師、おばちゃんたちを“先生”に迎える場は、多くの参加者から好評を博しています。

今回の特別授業は、その「しまんと分校」が地域の外へと学びを広げる初の試み。世代や立場を超えて、地域の価値を共有する時間となりそうです。
しまんと分校特別授業 沈下橋の向こうから①
先生:原 研哉氏
「ローカルとは?グローバルとは?」
参加費:各回1,000円 *高校生以下は無料
【しまんと編】
2025年9月6日(土)14:30-17:00
会場:十和体育館(高知県四万十町久保川41-1)
【あかおか編】
2025年9月7日(日)13:30-16:00
会場:弁天座(高知県香美市赤岡町本町795)
●お申込みは「しまんと分校」公式WEBサイトから https://shimantobunko.jp/
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