【新潟】新潟県燕三条地域に、新団体「KOUBA」が誕生!

多素材・多製法の加工技術を持ち、世界的にも有名な金属加工の産地である新潟県燕三条地域の若手経営者のみなさんが、燕三条地域のものづくりを幅広く支援することを目的とした新団体「KOUBA」を設立しました。

「燕三条を、工場(KOUBA)の聖地にする」をビジョンに、新たな活動がスタートします。

同地域ではこれまで、工場を開放し、一般の方に製造現場を体感してもらう工場見学のイベント「燕三条 工場の祭典」を2013年から開催してきました。これまでの10年間で、100社以上の工場が参加し、来場者は累計25万人以上にものぼり、燕三条地域は「ものづくりの街」 であるという認知が広がってきました。また、イベントへの参加をきっかけに工場をオープンファクトリーとした事業者や、自社の雇用に繋がった事業者など、多くの成果が地域にもたらされました。

その一方で、地域産業には職人の高齢化や後継者不足による廃業、働き手や需要の減少による経営の悪化など、問題が依然として多く残されています。

新しく設立された団体では、KOUBAを「人の手の良さと機械作りの良さがうまく重なっている製造現場」と定義し、機械加工が中心である工場(こうじょう)でも、手作業が中心である工房でもない、KOUBAこそが燕三条のものづくりを支える存在であり、その発展に向けた支援が必要不可欠であるとしています。

KOUBA設立発起人である事務局長の横山裕久さん(左)と代表の齋藤和也さん(右)

今後は『まなぶ・つくる・めぐる・ひらく』をキーワードとした4つの事業を展開し、勉強会や講習会などの教育事業や、製品開発のためのマッチング事業など、年間を通して燕三条のものづくりを支援していくとのこと。

<4つの事業>

1. まなぶ
人材育成や経営不足などの問題に対し、燕三条の工場が自ら学び実行する力を身に着けるため、経営、クリエイティブ、DX等の勉強会や講習会などを中心とした、「教育事業」を実施します。

2. つくる
職人の高い技術とクリエイター達の創造的なアプローチで化学反応を起こせるよう、マッチング支援や製品開発のサポート事業など、新たなものづくりの環境創出を目的とした「ものづくり事業」を実施します。

3. めぐる
一般観光向けや、燕三条でものづくりを行いたい企業や団体、デザイナー向けなど、目的に沿ったツアーを通年で企画する「観光事業」を実施します。より深く地域を理解し活用できる機会を創出します。

4. ひらく
工場の活動や産地の取り組みを、多様な視点から発信する「イベント事業」を実施します。日々の活動の延長上にありながら、地域工場の目標となる発表の場を創出します。
その第一弾事業として、(公財)燕三条地場産業振興センターからの運営委託により、「燕三条 工場の祭典」を開催いたします。


また、団体による企画運営事業の第一弾として、今年も燕三条 工場の祭典の開催が決定。


「燕三条 工場の祭典」 開催概要
フェスティバル名:燕三条 工場の祭典
日程:2023年10月26日(木)〜29日(日)
会場:新潟県燕三条地域
プログラム:工場見学、トークセッション、事業発表
主催:燕三条地場産業振興センター
※今後の最新情報は、公式Facebook、Instagram、Twitterの各種SNSで発信されるのでご注目ください!

今年は、これまでのクリエイティブチームからバトンを受け継ぎ、新たな全体監修である堅田佳一氏(KATATA YOSHIHITO DESIGN代表、所在地:新潟県新潟市)を中心としたクリエイティブチームを迎え、団体による運営のもと、地域にさらなる新しい風を吹き込むべくイベントが開催されます。

次世代を担うメンバーと共に、多くの工場や職人、クリエイターと協力して、新たな未来に向けてスタートを切ったKOUBAの今後をぜひお楽しみに!

団体名称KOUBA
代表齊藤 和也
事務局長横山 裕久
Facebookfacebook.com/koubafes
Instagraminstagram.com/koubafes/
Twittertwitter.com/koubafes
問い合わせkouba.fes.info@gmail.com

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