工芸と産地 この体験が 今と未来をつなぐ—「JAPAN CRAFT EXPO 2025」大阪・関西万博内で6/16~18開催

全国20の工芸産地と3つの特別企画が一堂に集う体験型博覧会「JAPAN CRAFT EXPO 2025」が、6月16日(月)〜18日(水)の3日間、大阪・関西万博会場内「EXPOメッセWASSE」にて開催されます。主催は、一般社団法人日本工芸産地協会と読売新聞社。

「手が語る、時を超える、旅へ」をコンセプトに、各地のものづくりの魅力と今の姿を体験できる内容がそろいます。

体験で語る、“本物の工芸”の見どころ

工芸の“いま”を体感できる総合展示『工芸のどや』では、選りすぐりの逸品が一堂に並び、工芸の現在地を一望。各出展社が設える木製やぐらのブースでは、演出と物語性のある空間が来場者を迎えます。さらに、全幅22メートルに及ぶ大スクリーンでは、映像作品「手」(撮影・制作:藤本達也)を上映。万博ならではのスケールで、職人の手仕事の世界を味わうことができます。

新潟・玉川堂(彫金実演)
映像展示『手』

【特別出展】注目すべき3つのプロジェクト

日本航空(JAL)は、「万博から始まる、日本の美をめぐる旅」をテーマに、全国の工芸産地と連携した、関係人口拡大の取り組みを紹介。また、一般社団法人 PRAY for(ONE)は、「小さな祈りのプロジェクト」として、祈り紙で折る鶴の体験と装飾を通じて、祈りと平和を可視化する。

そして、“工芸×テクノロジー”として注目したいのが、職人の「手の技」をロボットと触覚技術(ハプティクス)で再現する「Project Cybernetic Being」。伝統工芸の技能をデジタルで伝承・再現する最先端研究が公開されます。

慶應義塾大学KMDと名古屋工業大学の共同プロジェクト「Project Cybernetic Being」


出展社一覧(全国 20社+特別出展 3ブース)

東北:及源鋳造・OIGEN〈岩手〉、大館工芸社〈秋田〉、保志アルテマイスター〈福島〉

関東〜甲信:菅原工芸硝子・Sghr〈千葉〉、こまむぐ〈埼玉〉、玉川堂〈新潟/鎚起銅器〉

北陸:田谷漆器店〈石川〉、能作〈富山〉、Hacoa〈福井〉

中部〜関西:かもしか道具店〈三重〉、中川政七商店・エコノレッグ〈奈良〉、山家漆器店・そめみち染物旗店・菊井鋏製作所〈和歌山〉、菱屋カレンブロッソ・堺一文字光秀〈大阪〉

中四国九州:たなべたたらの里〈島根〉、ヤマチク〈熊本〉、育陶園〈沖縄〉

特別出展:慶應義塾大学KMD×名工大、PRAY for(ONE)、日本航空株式会社

名称JAPAN CRAFT EXPO 日本工芸産地博覧会 in 大阪・関西万博2025
会期2025年6月16日(月)〜18日(水) ※9:00〜21:00(最終日18:00まで)
会場EXPOメッセ「WASSE」(大阪・関西万博会場内:大阪市此花区夢洲)
内容日本全国の工芸品の展示・販売、体験・実演
入場料無料 ※別途、大阪・関西万博会場への入場にチケット代が必要です
WEBサイトhttps://kougei-sunchi.or.jp/expo/

記録に残し、未来へ渡す──レガシーブック『A Journey of Craft』

今回の博覧会を記録として未来に残すための特別冊子『A Journey of Craft』も、会場限定で販売されます(全64頁/日英併記/5,000部限定)。

出展ブランド20社の現地取材をもとに、展示品と地域の背景を丁寧に紹介。齋藤精一×服部滋樹、南澤孝太×田中由浩の対談も収録。100年後を見据えた“工芸の記憶”となることを目指す一冊です。


主催:一般社団法人日本工芸産地協会、読売新聞社

協賛:MUIC Kansai、西日本旅客鉄道株式会社、日本航空株式会社

協力:株式会社シティライフNEW

関連するキーワード

最新ニュース

最新訪問ブログ

カテゴリーから探す

ニュース一覧へもどる